2013年03月05日

障害者の生活:「着脱介助」

障害者の生活:「着脱介助」
 主に、起床時、就寝時、入浴時に介助を行います。障害によって着脱方法は様々です。例えば片麻痺の方は麻痺側から着せ、健側から脱がせる「脱健着患」が基本となります。また季節や温度湿度に合わせて衣類を調整したり、利用者さんによっては血行が悪くなるようなタイトな服は避けたり、冬場など寒い時期には衣類や介助者の手を温めるなど健康面での注意が必要です。入浴時は脱衣してから入浴するまでの間や入浴後着衣するまでの保温にも注意しています。
利用者さんによってその方の好みがあったり、その日の気分によって着たい衣類があったりするのでご自分で選べる方は利用者さんと一緒に選びます。クリスマス会などのイベント時は雰囲気に合った装いや、きちんとした装いをしたいと希望のある方もいらっしゃいます。
1.gif

〜着脱(更衣)場面のエピソード〜

職員Kさん
 「脱健着患」には気を付けていきますが、一人ひとりの身体の特性や時期に合わせた衣類を着て頂くことも大切だと考えています。他の介助面でもそうですが、声かけしながら行うことでコミュニケーション、信頼関係構築の場になると思います。
洋服や色を一緒に選ぶとき、目の前にストライプ、水玉など2、3点色柄の違う服を見せて、「こっち」と着たい方を教えてくれたり、キャラクターの好きな利用者さんは「プーさんとリラックマどっちがいい?」と聞くと着たい方を選んでくれたりする方もいて、その際に笑顔が見られるととても嬉しいです。

職員Uさん
自己表現がはっきりできる方着脱の際、ご要望どおりインナーの襟ぐりが首に当たる位置の微妙な直しや、裾を直したり、袖を下したり、…などなど一つ一つ丁寧に行っていると「ありがとう」「安心してお願いできる」と言われ嬉しかったです。細かく丁寧な介助から利用者さんとの信頼関係が築けるんだと実感しました。
起床や就寝介助では時間がなく慌ててしまのですが「この時間はこの方の介助」と決め集中して行うことを心掛けています。
利用者さんの中にはこちらがどういう介助を行うかを考えてくれて、介助者に合わせて自分の要望が伝わりやすい方法を考えてくれたりします。お互いに歩み寄りながら一緒に介護を築いていっているなと感じます。時には今の福祉に対しての考え方などのお話をしたりする中で利用者、介助者の間を超えて人間としての思いを伝え合うこともあります。
2.gif

職員Yさん
着脱介助の難しい方(肩が上がらないため上げすぎると痛みを感じる方)で、上衣のを着脱で肩を上げすぎてしまい「上げすぎだよ」と注意されたりと、初めはうまくいきませんでしたが何度かやっていくうちにコツを覚えスムーズにできるようになりました。すると本人から自分に「上着を着せて欲しい」との声掛けがありました。先輩職員からは介助面で信頼を得ないと本人から声掛けがないと聞いていたので嬉しかったです。

記事内容:Copyright (C) 2013 社会福祉法人 横浜市社会事業協会 障害者支援施設 よこはまリバーサイド泉 All Rights Reserved.
posted by よこはまリバーサイド泉(障害者支援施設)のブログ at 13:44| 障害者の生活